
5日、オランダ、デグロールシュ・フェステ・スタジアムで行われたサッカーの国際親善試合「オランダ対日本」は、3−0で日本が負けてしまいました。
サッカーについてはあまり知らないのですが、オランダは世界ランキング3位の強豪国だそうですので、なかなか簡単には勝たしてくれないのでしょうね。
ついでなので、世界ランキングを見てみると、1位はブラジル、2位はスペイン。4位以下は、ドイツ、イタリア、ロシア、イングランドで、アメリカが11位なんですね。アメリカは、そんなにサッカーが盛んという印象がなかったので意外です。
日本は40位。それでも韓国(49位)よりは上なんですね。逆かと思っていました。
今後の頑張りに期待です。
世界17カ国の日本人観をまとめた名著『ニッポンの評判』によると、そのオランダで、2000年、日蘭国交400年祭のときに、オランダ国営第一放送が「日本人を語る」というパネル・ディスカッションを行ったそうです。
「日本人は、単一民族ではなく、れっきとした多民族といえるほどだ」
「その旺盛な好奇心は私たちオランダ人にそっくりである」
との結論が導き出されたその番組で、オランダの人たちは日本人に2種類の日本人があるとしていたようです。
果たして、その2種類とは何なのでしょうか。
オランダ人が2種類として挙げた日本人とは、「日本在住の日本人」と「外国在住の日本人」のことでした。
「日本在住の日本人」は、それこそ多種多様で、単一民族とは思えないほどユニークで斬新、というのが番組での共通の意見だったそうです。
「思想的な面から考えれば、日本人は多民族といえるくらいに、革新的な考えを持つ者もいれば保守そのものという者もおり、均一化されておらず各々が個性的である。その基となるのは精神の強さである。強いからこそ、他国から導入される思想や流行などを素直に受け入れる姿勢をもてる。つまり、『土着の日本人』は、常に柔軟かつ寛大な心と精神を培っている国民だ」「多民族といえる」「均一化されておらず個性的」「精神の強さ」など、意外な評価にも思えます。
他には、
「旺盛な好奇心にみちて、他から持ち込まれた文化を取り入れることに積極的」
という記述もあり、それはなるほどと思いました。
一方、もう一種類の「外国在住の日本人」というのは、日本在住の日本人と違って、外国の文化を取り入れてなじもうとしない、「絶対的な単一民族」なのだそうです。
「オランダ人はこうであると決めつけ、自分は日本人だという事実に執着して縛られている」
「両国を微に入り細に入り比較したあげく、お決まりの『日本大称賛』に終わる」
「日本イコール天国。そのギャップから自己コントロールがうまくできず、精神的な引きこもりに陥ってしまう」
という、どうやらオランダ人が接する、主にオランダ在住の日本人を指しているらしく、オランダ人からすると、
「自分の国ではあれほど柔軟な日本人がなぜ?」
と、この2種類の日本人の違いが理解に苦しむというのでした。
確かに、そういわれると、思い当たるような気がします。
ただ、この『ニッポンの評判』の著者はそのオランダ人の見解に理解を示しながらも、
「日本について正確な知識を持っているオランダ人は、かなり稀」
「日本人のほうがずっとオランダのことを知っている」
と述べていますので、この2種類の日本人説がこの先もオランダ人の日本人観のままかどうかは、今後の日本とオランダの交流と相互理解に関わってくるのかもしれません。
著者は最後に、日本を愛するオランダ人のこんな言葉を紹介しています。
「古き昔から大陸の文化を大いに取り入れながらも、その影響を直接受けることなく、己の文化に組み込みながら独自の発展を遂げてきた日本。自らの国の繁栄を願い、国民一人一人が切磋琢磨して世界トップクラスの大国にのしあがるということは、愛国心なくして不可能である。故に、日本人は誇り高き国民である。自国をここまで愛している国民は他にないであろう。但し、オランダ国民を除いては、だが」
(参考引用:「ニッポンの評判」)
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ラベル:ニッポンの評判
もう少しお互いに知らなければ何も言えなさそうな。
学校の先生もオランダ人はインドネシアを奪った日本が憎いという気持ち、
ナポレオンに占領されたあとも出島にはオランダの国旗があげられ続けられていたからオランダは滅びてなかった!ってことに対する感謝の気持ち
らしい
これってどの国の人にも少なからずあるんじゃないかな。中国人やイスラムの人らに比べれば全然馴染んでると思う。
粉ゼラチンに水を入れる→溶け残る
アイヌ民族・琉球民族・古代では隼人民族と、
在外日本人とか訳の分らん理屈じゃなく、れっきとした多民族国家だぞ
若い時に、愛国心はなかったけれど、
年を重ねるほどに、日本が愛おしくなる。
日本文化を築いてきた先人に感謝する。
>粉ゼラチンに水を入れる→溶け残る
おお、なんか面白い
>日本は決して単一民族なんかじゃないぞ
精神的にって意味だと思いますよ
↑オランダってこういう言い方をされる国。
単一民族の定義を満たしてるんですけど…
自分の家を離れてみて、やっと親や実家が存在する事に感謝する気持ちと相通ずるものがあるのでしょう。
国籍どうであれ、自分自身のアイデンティティーを持つことは人生を歩んでいく上で一番と言っていいほど大事だと思います。
トム聞いてくれ お前は実は日本人なんだよ
トムはショックのあまり 泣き崩れました
それいらい日本人を馬鹿にすることは言わなくなりました
大したことが無いんだろ? だからウチに来た」と
いう失礼な人は確かにいるんで、自己防衛から過剰に
自分の国は素晴らしいと言うらしいね
海外に嫁いだ日本人妻ってテレビで見たけど、
欧米の価値観をそのまま受け入れずに日本の
やり方を伝えようとする女の人が多いから、
オランダ人からすれば「頑固な女」と思われても
仕方ないと思う
反対に、海外在住日本人は「やっぱり自分は日本人だな」と否応なく気付かされる。それが毎日であり、積み重なった文化摩擦から生じるストレスが半端ではない。相手は自己主張が強い人ばかり。反作用で自然と自己主張が強くなる。押し返さないと「自分」が征服されてしまうような気分になる。よって、「日本流」を自己主張して自我を保とうとする作用が働くんだと思う。人は幼少期から慣れ親しんだものを取り戻すことでリラックスできるから。