2009年09月15日

がさがさ、ペラペラ…のりピーもびっくり!「月の天女」お気に入りの擬声語、擬態語は日本の「国宝」【イギリス】



 度々紹介している『「ニッポン社会」入門』ですが、著者のコリン・ジョイス氏は、

擬声語や擬態語は、日本人の素晴らしい共有財産であり、一種の『国宝』と言ってもよいだろう

と、語っています。

 本の中で、ジョイス氏は、「ペラペラ」や「イライラ」といった例を挙げていますが、擬声語・擬態語といわれて、以前youtubeで見たalanの動画を思い出しました。

 alanは、中国四川省出身のチベット民族の女性歌手(22)で、alanとは本名の「阿蘭·達瓦卓瑪(アラン・ダワドルマ)」という名前の名字(阿蘭)です。
 名字だけ使って芸名としているというのは、「安室」みたいな感じをねらっているのでしょうか。「達瓦卓瑪(ダワドルマ)」が名前で、こちらは「月の天女」という意味だそうです。
 三国志を描いた映画「レッドクリフ」の主題歌「RED CLIFF 〜心・戦〜」などで、既にご存知の方も多いかもしれません。

 で、そのalanが、以前、何かの音楽番組で、中国の楽器二胡を弾きながら「涙そうそう」を歌っている動画がyoutubeにあり、歌う前のトークで「好きな日本語」を聞かれて、擬声語・擬態語を挙げていたのです。

 ところが、その動画を改めて探してみたところ、「涙そうそう」の部分はあるのですが、歌う前のトークの部分はすべて削除されていました。

 おかしいなあ、と思って、調べてみると、なんと、alanに「好きな日本語は?」と聞いていたのは、あののりピーでした!

 調べてみたところ、alanが出演していたのは、2008年6月10日(火・21:00〜21:54)に放送された日本テレビ系の音楽番組「The M」で、確かに、司会の名前に劇団ひとり石井竜也と並んで「酒井法子」と出ていました。

 改めて見てみると、のりピー、やはりやせています。取調べでは、4年前からクスリをやっていたと自供しているそうなので、番組が放映された去年の6月前後ということなら、普通にクスリをやっていた時期なのかもしれません。

 ということで、肝心のalanが「好きな日本語」を語っている部分はyoutubeの動画にありませんので、その部分を文字に起こしてみました。
劇団ひとり「続いてのコーナーは、フレッシュステージです!!」

(画面左からのりピー、石井、alan、ひとり。“チベット民族の歌姫「alan」”のテロップ)
(最初にalanを紹介するVTR。出身地の美人谷や軍服でのオーディションの映像、空港での両親との別れの場面が流されて終わり。トークが始まります)

ひとり「日本に来て、どれぐらい経つんですか?」
alan「去年の8月、日本に来て、それは日本語の勉強」
のりピー「すごい、日本語、お上手ですよね〜
ひとり「1年も経ってないんですねえ
alan「スタッフ全部厳しいの、毎日、勉強!勉強!勉強!
ひとり「ここへ来て愚痴ですね」(会場笑)「スタッフ厳しいですか?」
alan「厳しいね。でも優しいね
ひとり「厳しいけど、優しい。ちゃんとフォローもするとね」(会場笑)
   「最新の楽曲はですね、あの世界の坂本龍一さんが手がけている」
のりピー・石井「え〜」
alan「とても光栄です。ラッキーalan」

のりピー「好きな日本語って何ですか?好きな言葉?
alan「えっと、『ぼちぼち』『がさがさ』『ペラペラ』、いろいろの…」
石井「今度ね、ドカーン!!
alan「ドラーン?
石井「ドカーン」
alan「何で?
ひとり「あの、変なこと覚えなくていい。覚えなくていいですけど、別に」(会場笑)
 ということで、alanは好きな日本語に、

「ぼちぼち」「がさがさ」「ペラペラ」

といった言葉を挙げていました。

 ジョイス氏によると、

日本語には面白く聞こえてしかたがない単語もある

と言います。

「『ずんぐりむっくり』という単語は、世界の数多くの言語の中でも最もコミカルな音の配列のひとつに数えられるのではないだろうか」

とのことです。日本人には意味を伴う言葉なので、それほどでもないですが、最初は意味がわからず、音の連続として聞く外国人にとっては、何よりもその音の配列に心を奪われてしまうもののようです。

 そういうことから、日本語の擬声語・擬態語も面白いのだそうです。
 日本語には数々の魅力的な擬声語・擬態語がある。日本語学習者向けに書かれた本の中には、一冊丸々、擬声語と擬態語を扱ったものもあるし、この分野の日本語の語彙の豊かさを楽しむウエブサイトも数多い。
 ジョイス氏によれば、「ペラペラ」は片言の日本語を話しただけで日本人がお世辞を言ってくれるし、駅の人ごみを押し分けるようにして進むときの気持ちにぴったりなのが「イライラ」だと教えてもらったので、それらはすぐに覚えられたそうです。そうやって覚えた擬声語や擬態語を数えたところ、58語あり、さらに新しいものを覚えようとしているのだとか。
 擬声語や擬態語は、日本人の素晴らしい共有財産であり、一種の「国宝」と言ってもいいだろう適切に用いれば、会話がぐっと変化に富んで明瞭になり、ユーモアを添えることができる。泣く様子を形容する「しくしく」はぼくがいちばん好きな擬態語だ。ぼくの友人は拍手の音の「パチパチ」を実にたくみに用いる。
 なるほど、日常普通に使っている私達からすると、言われてみて初めて、外国語にはない面白いものなんだと気づきますね。
 ただし、ジョイス氏は日本人に注意も促しています。
 しかし、日本人読者のみなさん、これだけはどうか誤解しないでいただきたい。日本語学習者はどこかでその擬声語ないし擬態語をきちんと学ばないかぎり、その意味を理解できない。音から自然と意味を推測することなどできはしないのだ。「おなか、空いてる?」は理解できても、「おなか、ペコペコ?」はわからないかもしれない。10年前のあの二日酔いの朝、ぼくは「頭、痛い?」になら返事ができたが、「頭、ガンガンって感じ?」に返事をすることはできなかった。
 外国人と友達になる機会があれば、日本の「国宝」を教えてあげたら、会話が何倍も楽しくなるかもしれませんね。


alanがチベット民謡独特の高音の歌唱「チベットフェイク」で歌う「明日への讃歌
http://www.youtube.com/watch?v=Cbd__l6CGuw

 こちらは、2009年2月2日放送の『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』
「領収書、“愛人”です!」
と、間違えて、ダウンタウンの2人を翻弄しています。




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posted by kaigai at 18:26| Comment(14) | TrackBack(0) | イギリス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しゃなりしゃなり

てか擬態語って改めて言われると不思議だな。
Posted by at 2009年09月15日 18:52
確かに面白いのもあるよね

メメタァ
Posted by あ at 2009年09月15日 20:11
演歌歌手ジェロ氏はチンプンカンプンがお気に入りって言ってたな。
Posted by at 2009年09月15日 21:43
「もしもし」も外人にはクールに聞こえるみたいだね。
フランス人が生もしもしを聞いてと感激したという話を読んだことあるよ。
Posted by at 2009年09月15日 23:25
もしもしは違くない?
Posted by at 2009年09月16日 10:01
「もしもし」は「申す申す」から変化したって聞いた。
他にも有力な説があるらしいけど。

擬声語も擬態語も海外だと珍しいの?

擬音語なら英語の「スプラッシュ」が印象深いけど。
Posted by at 2009年09月16日 12:40
フランス人的には「いらっしゃいませ」とかSやYの
発音あたりがぞくぞく来るようだ、というのをどこかで
読んだなぁ。
Posted by at 2009年09月16日 21:00
日本のマンガを英訳する時苦労するらしいね
Posted by at 2009年09月16日 23:16
あぁ確かに翻訳難しそうだね
雨が降る様子でもザアザアとポツポツじゃ違うしねぇ
よく考えたら「胃がキリキリする」とかって謎だよね
なんだよキリキリってどういう状態だよw
これ他の言葉に置き換えるときどうすればいいんだろう
無音の「シーン」とかもどう翻訳するのか気になるな
Posted by at 2009年09月17日 12:07

胃を錐で突かれているような痛さの状態です。
その他、胃の痛さを表現するものとして
シクシク
ムカムカ
もありますな。
Posted by at 2009年09月17日 16:55
擬音語辞典とかおもしろそう
知らないのがたくさんあるんだろうな

Posted by at 2009年09月21日 02:27
使わないのも多いから
消えていってるのも多いかもね
Posted by at 2009年12月27日 19:16
手塚治虫が「『シーン』は僕が発明した」と言ってたなあ
オノマトペが多いっての漫画も一役買ってるのかな
他に類を見ないとは言わないけど、数詞が多いとか、一人称・二人称の種類が多いのも日本語の特徴だよね
数詞に関してはそれだけで1冊本書いた人いるし
Posted by at 2010年01月03日 18:34
同居人のお婆さんに日本語を教えてくれと頼まれたので
とりあえず擬音語と擬態語から教えることにするわ。
Posted by   at 2011年02月04日 19:08
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